第一義。
 これは禅の言葉で、上杉謙信が好んで使っておりました。
 謙信は「義」を重んじ、上杉家の行動規範とし、戦に於いても「義」を最後まで貫き通しました。天下を取れる力があった上杉家も、「義」に反した無駄な戦はせず、民の生活を第一に考えた謙信公に対し、家臣の信頼は厚かったと言われています。
 現代の経営に於いても、この「第一義」の考え方は非常に参考になります。
 まずは社員の生活、取引先の繁栄を願うのがこの「義」にあたり、その願いは会社の繁栄に繋がります。
 大河ドラマでも取り上げられた「天地人」。
  天:天の時
  地:地の利
  人:人の和
 上杉家が残した、現代経営への助言であると思います。